レディーミクストコンクリート

唐渡生コンのレディーミクストコンクリート

レディーミクストコンクリート(Ready-Mixed Concrete、略して「生コン」)は、コンクリートが固まる前の状態のことで、工場であらかじめ「セメント、水、砂、砂利」などを計量し、混ぜ合わせたコンクリートです。

専用のミキサートラックで建設現場に運び、すぐに使用できる状態で提供します。

レディーミクストコンクリートの製造

バッチャープラントの構造

バッチャープラントとは

レディーミクストコンクリートを製造する大型施設のことをバッチャープラントと呼びます。
バッチャープラント内の設備は、貯蔵槽・計量槽・計量装置・練混ぜ装置(ミキサ)・積込みホッパで構成されています。

貯蔵設備(骨材サイロ・セメントサイロ)から搬送された材料が貯蔵槽にストックされ、計量装置により計量されます。それらを大型のミキサで混ぜ合わせることでコンクリートは製造されます。製造されたコンクリートは積込みホッパを通じてトラックアジテータへ積み込みます。

これらの各工程は操作盤(コンピュータ)にて所定量を自動制御で正確にすばやく計量しミキサに入れ短時間で大量のコンクリートを製造することができます。オペレーターはコンピュータ制御室で製造工程をモニターで見ながら管理しています。

操作盤

バッチャープラント

骨材ヤード

レディーミクストコンクリートの運搬

レディーミクストコンクリートは、運搬中に撹拌をおこなわないと材料が分離したり固まってしまうので、ミキサ部を低速で回転させて撹拌(アジテート)しながら運搬します。
このようにレディーミクストコンクリートの運搬中も、品質を保ちながら工事現場にコンクリートを納入することが、トラックアジテータの目的です。

コンくるーと

GPSによる位置管理だけでなく、他社出荷管理システムとの連携により「確実性」と「効率性」の向上を実現します。
現場までのルート作成が行きと帰りで個別に可能で、また所要時間の表示もされます。
目的現場を間違えた場合にアラームとメッセージでお知らせする機能を兼ね備えたシステムを導入しています。

新潟通信機株式会社|コンくるーと

レディーミクストコンクリートの品質

レディーミクストコンクリートは、生ものであるため時間の経過と共にコンクリートの状態は変化していきます。そのため、工事現場で打ちこまれる前にコンクリートの検査をおこない合格したものが使用されます。

検査項目としては、スランプ・空気量・塩化物含有量・コンクリート温度・テストピース採取が主な内容です。

工場ではレディーミクストコンクリートに使用される材料の試験(粒度、密度、実積率、表面水率)や硬化後のコンクリート(テストピース)の圧縮強度試験などがおこなわれます。高品質な生コンクリートをお客様へ供給できるよう、日々製品づくりに努めています。